言語:中国語、英語、台湾語
黄台芬弁護士は、エネルギー、鉱業およびインフラストラクチャー、保険、日本に関する業務専門チームの責任者です。黄弁護士は、公共事業、政府調達およびインフラストラクチャープロジェクトに関する法律実務のエキスパートです。1984年に弁護士高等試験に合格し、1985年より弁護士として営利業務に従事。中華仲裁協会、北京仲裁委員会の仲裁人に認定。
主な専門分野
- エネルギー、鉱業およびインフラストラクチャー（再生可能エネルギー、IPP民営発電所、BOOごみ焼却場計画、コジェネレーション、天然ガス専門エリア、インフラストラクチャープロジェクト投資、M＆Aに関する法律テーマおよび契約の発案）
- 紛争解決（公共事業契約：MRT、鉄道、道路事業の調達および電力事業EPC契約の調達、工事契約紛争の仲裁、訴訟）
- 不動産および建設業（政府調達法、政府契約コンサルティング、事業契約の紛争解決、クロスボーダーおよび国際訴訟を含む工事訴訟の仲裁、事業保険契約コンサルティングおよび紛争処理、プロジェクト開発に関する事業契約、プロジェクトファイナンス、特許権および関連法規、環境・治安・土地問題コンサルティング）
代表的な顧客および案件
電力建設/再生可能エネルギー
- 洋上風力発電 台湾の洋上風力発電の発展計画（モデルファームとブロック開発）に参加する多数の多国籍企業（洋上風力発電デベロッパー、電力会社、サプライヤー、請負事業者および投資銀行等）への、台湾グリーンエネルギー政策、洋上風力発電の法規問題、プロジェクトのリスクおよび電力売買契約等を含む法的アドバイスを提供。主要な案件：マッコーリー・キャピタルによる洋上風力発電会社の50％の株式への投資サポート、欧州洋上風力発電デベロッパーによるプロジェクト会社の株主権の取得および洋上風力発電所開発プロジェクトへの協力、ならびにクロスボーダー電力会社による台湾での洋上風力発電施設設立計画をサポート
- 陸上風力発電 世界各地および台湾地区の風力発電所（苗栗竹南および大鵬風力発電所（49.8MW）、北台湾に位置する48.3風力発電所の買収を含む）の発展傾向に関する法的アドバイスを提供
- 太陽光発電 サポーター企業、デベロッパー、サプライヤー、請負業者等台湾の太陽光発電所（地上設置型および屋上設置型）への海外投資および取引に関する法律コンサルティングを提供
- 地熱発電 フィリピンの著名な地熱発電会社の代理人として、台湾北部の地熱発電開発の実行可能性を担当
- その他の再生可能エネルギー発電施設 国際電力投資会社に台湾での再生可能エネルギー発電施設設立についての法規要求についてのアドバイザリーを担任。代表的な顧客：海外の国営電力会社
- IPP民営発電所 初の民営発電所の開放から現在に至るまで、毎回選出される民営発電所設立プロジェクトの代理人として、電力売買契約、発電所建設のＥＰＣ、Ｏ＆Ｍ、燃料供給契約からプロジェクトファイナンス契約、電気事業権、土地、環境保護、設置場所の問題等、法律実務を担当。代表的な顧客：電力、和平電力、嘉恵電力および国光電力等
- 台湾電力の電力設備調達 設備サプライヤーおよびEPCメーカーのために、台湾電力の設備/建設工事の調達契約について法的アドバイスを提供や契約紛争においてメーカーの代理人として、仲裁、訴訟の解決を行います。代表的な顧客：ABB、IHI、東芝等の国際的大企業
石油および天然ガス
- 液化天然ガス基地および海底パイプライン事業プロジェクト プロジェクト開発事業主の代理人として、天然ガス売買契約、天然ガス海運契約、港湾工事契約および基地設置工事等の実務に関するコンサルティングを担当代表的な顧客：台湾中油公司
- 天然ガス調達契約 石油会社の代理人として、天然ガス産出国とのガス売買協定を担当
- 海外での石油・天然ガス探査計画 石油会社の代理人として、石油・天然ガス探査計画提携契約の協定を担当
交通設備建設およびその他プロジェクト建設工事
- 台北MRTシステム 最初の木柵線MRTシステムの建設から現在にいたるまで、各線システムの請負事業者（木柵線、新店線、南港線、中和線、土城線、蘆洲線、南京線および文湖線等各線における建設、機電設備、EPC元請事業者）の代理人として、MRT建設工事調達契約および契約紛争の処理を担当。代表的な顧客：日本企業の清水建設、鹿島建設、大林組、熊谷組、ドイツ企業の弼徳、カナダ企業のボンバルディア等
- 南北高速鉄路BOT計画 台湾高鉄の代理人として、南北高速鉄路特許計画において、特許契約、機電設備契約、土木建築契約、建設工事保険契約等の多数の建設工事契約および議題の実務を担当
- 高雄メトロBOT計画 高雄MRT建設計画のオレンジラインとレッドラインにおける建設請負業者の代理人として、建設工事契約問題と紛争に関する実務を担当。代表的な顧客：日本企業の清水建設、鹿島建設、前田建設、奧村組等
紛争解決（調停、仲裁、訴訟）
- 台北MRT三大建設工事における損害賠償紛争の解決
- ハイテクノロジーウェハー工場における三大火災保険請求（ロンドン訴訟および調停、5兆ニュー台湾ドルの共同保険訴訟における全面的勝訴等）
- 高雄MRTにおける最大の建設工事損害賠償紛争の解決
著書・論文
- 「チャーター問題の研究」「中国・米国著作権法の合理的な使用原則の比較」「台湾の国際的建設工事紛争の解決に関する現状と発展」「WTO政府調達協定と台湾への影響」等、台湾電力エネルギー市場および民営化、政府調達協定、国際経済貿易の仲裁、工事紛争解決等に関する専門論文多数
所属専門機関
- 中華民国仲裁協会の仲裁人および理事
- 台北欧州商会政府調達チーム共同招集者
- 北京仲裁委員会の仲裁人およびFIDIC国際建設・インフラ契約約款講師
受賞歴および評価
- 2020年Chambers Asia-Pacificにて「著名弁護士(Eminent Practitioner)」に選出
- 2020年 Chambers Asia-Pacificにて「首席弁護士(Band 1 Lawyer)」に選出
- 2020年The Legal 500 Asia Pacificにて「「リーディングロイヤー（Leading Individual）」に選出
学歴・経歴および資格
- 2009年 高雄弁護士会 所属
- 1989年 米国ハーバード大学法学修士
- 1987年 政治大学 法学修士
- 1985年 台北弁護士会 所属
- 1979年 政治大学 法学士
チャリティー事業
- Vision Fund International理事
- World Vision Taiwan理事長
- 2007～2016年World Vision International理事