何美蘭弁護士はエネルギー、鉱業およびインフラストラクチャーを専門としています。大規模なエネルギープロジェクト、公共事業の政府調達などに関する豊富な経験を有しています。
主な専門分野
- エネルギー(電力、天然ガス)
- 鉱業およびインフラストラクチャー(公共事業、交通、輸送)
- 不動産および建設業(政府調達法、建設、財物およびEPC契約)
- 紛争解決(訴訟、仲裁およびクロスボーダー訴訟)
代表的な顧客および案件
電力
- 和平電廠(和平発電所)、長生電廠(長生発電所)、嘉恵電廠(嘉恵発電所)など独立系発電事業者の法律顧問を務め、台湾電力との電力売買契約、契約紛争、発電所のO&M契約などに関する法的サービスを提供。購入電力量の費率の調整、紛争、協議に参加し、契約の修正をサポート。
- 日本企業J-Powerの法律顧問を務め、J-Powerおよび住友商事の代理人として、台湾本島・澎湖島間の海底電力ケーブル敷設プロジェクトに関する契約紛争、調停、訴訟などを担当。
- 再生エネルギー発電所投資プロジェクト
天然ガス
- 台湾中油の法律顧問を務め、台湾電力大潭発電所の台湾北部のLNG受入基地プロジェクトの計画、天然ガスの売買契約、天然ガスの舟運契約、港湾建設契約、海底パイプライン、陸上パイプライン、受入基地の新規建設などに関するコンサルティング、協議、契約紛争の解決。
インフラストラクチャー
- 海外の交通・運送会社、建設会社の法律顧問を務め、MRTなどの大規模な公共事業の契約、契約紛争などに関する法的サービスを提供。
- シーメンスやボンバルディアの代理人として、MRTの電気・機械システムのプロジェクトに関する調達、入札、異議申し立て、上訴、行政訴訟などを担当。
- ボンバルディアの代理人として、MRTの電気・機械システムのプロセスと捷運局に生じた支払い請求などの契約紛争で調停を担当。
- 海外の交通・運送会社の法律顧問を務め、MRTプロジェクトの調達に関する入札、入札準備をサポート。
紛争解決
- 台湾における銀行の顧客の債務不履行によるシンジケート・ローン契約の担保(船舶)損害賠償請求プロセスおよび海外の会社の再編手続き、台湾の顧客および海外の顧客の船舶/航空機の差し押さえ、関連プロセスの実行とその後の協議をサポート。台湾で事業を行う海外の顧客の代理人として、訴訟、仲裁、強制執行を担当。台湾の顧客の代理人として、台湾における政府機関と公共建設への民間投資に関する契約紛争で仲裁および強制執行を担当。海外の交通・運送会社の代理人として、MRTの建設プロセスと捷運局間の建設費に関する契約紛争の調停プロセスなどを担当。海外の建設会社の代理人として、共同企業体との仲裁事件を担当。国営事業の代理人として建設契約における請負業者との契約紛争、調停、訴訟を担当。
著書・論文
- 2017 Global Public Procurement Handbook
- 2016 World Bank Benchmarking Procurement Projects in Taiwan
- 2012 Global Public Procurement Handbook
受賞歴および評価
- 2020年 The Legal 500 Asia Pacificにて「推薦弁護士」(Recommended Lawyer)に選出。
学歴・経歴および資格
- 2007年 ノースウェスタン大学 法学院(Northwestern University School of Law)法学修士
- 2003年8月 国際通商法律事務所 所属
- 1999年 台北弁護士会 所属 活動開始
- 1999年 台中弁護士会 登録
- 1997年 台湾大学法律学科および政治学科 学士